Caché の弱点

  どのようなものにも長所と短所があります。
  Caché にも同様に短所(弱点)はあります。

  例えば、複数のデータベース・サーバを利用してクエリを同時並行で処理する「パラレル・クエリ」機能は装備されていません。
  その他にも、他のデータベース・システムに実装されていてCaché に実装されていない機能があると思われます。

  しかし、これらの機能がCaché にとって致命的なものであるかどうかは判断の分かれるところです。
  例えば、大きなクエリ(データの照会処理)を処理させる場合に、CachéSQL コマンドだけで処理させるのではなく、Caché Object Script で処理する、という選択が可能です。
  Caché Object Script を利用することによって非常に柔軟で高速な処理を行うことができます。
  SQL コマンドしか利用できないリレーショナル・データベースに対して、Caché ではCaché Object Script の中で、SQL コマンドを利用することも、Caché Object Script のネイティブなコマンド(オブジェクト・アクセス コマンド)を利用することもできます。

  残念なことに、Caché の処理は非常に高速で、そのためのコストは非常に低く抑えることができます。
  例えば、Web 上のアプリケーション・システムを構築する場合、多くの事例では、Java を利用することを前提としています。
  XML を利用したWebアプリケーション・システムがJava を利用してXML を解析する場合があります。
  このような場合、Java を利用することはCaché に対して非常に大きなコストが発生します。
  なぜなら、Caché では、Java が行うXML の解析を、Caché Object Script で行うことができるからです。
  Caché Object Script を利用する技術を習得するためのコストも、Caché Object Script が実際に処理するときに発生するコストも、Caché の場合は非常に低く抑えることができます。
  また、ハードウェア資源も他のデータベース・システムに対して非常に小さなもので十分に動作することができます。

  Caché の最大の弱点は「マーケティング」であるかもしれません (~_~メ)
  Caché を利用したシステムでは、色々なコストが抑えられることから、Caché の最大の弱点は「販売する側にとってうまみが無い」という事かもしれません。
  逆の見方をすれば、Caché ユーザにとっては、非常にコストパフォーマンスが高い」とも言えますが...

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