Caché Object Script の使い方

  Caché Object Script の具体的な利用方法には、2つの方法があります。

  1つには、Caché ターミナル上でのCaché Object Script の直接実行方法。
  もう1つには、Caché スタジオを利用して、プログラム・ファイルを作成しておき、Caché ターミナルで作成したプログラム・ファイルを実行する方法です。
  
  まず、Caché ターミナル上で直接 Caché Object Script を実行する場合についての手順を解説します。
  Caché ターミナルは、Caché キューブから起動します。 Caché キューブは、Caché (フル・インストール、あるいは、クライアント・インストール)をインストールすると、画面上にサイコロ が表示されます。 このサイコロがCaché キューブです。 Caché キューブを右クリックすると、Caché のメニューが表示されます。 このメニュの中にある「ターミナル」を選択します。 すると、コンピュータの画面上に、Caché ターミナルが現れます。

  例えば、Caché データベースにデータを登録して、その後、そのデータを読み出してCaché ターミナル上に表示させるCaché Object Script を実行してみましょう。
  Caché ターミナル上で、下記のCaché Object Script を入力して下さい。
  set ^NAME(1,"姓")="テスト"
  set ^NAME(1,"名")="太郎"
  write ^NAME(1,"姓")_" "_^NAME(1,"名")
  
  画面上には、"テスト 太郎" と表示されます。
  信じられないでしょうが、これがCaché のデータベース・アクセス手法の全てです。
  
  次に、Caché スタジオを利用して、Caché Object Script を組み合わせたプログラム・ファイルを生成する手順を解説します。
  Caché スタジオを利用して、プログラム・ファイルを作成することは、Caché ターミナルで1行ずつ実行したCaché Object Script をそのまま積み重ねていくだけです。
  Caché スタジオを起動(Caché キューブのメニューから「スタジオ」を選択します)して、「ファイル」->「新規作成」->「Caché Object Script ルーティン」を選択します。
  Caché スタジオのコード編集領域で、上記の3行のCaché Object Script をそのまま記述します。
  Caché Object Script の記述が終了したら、名前を付けて保存します。「ファイル」->「名前を付けて保存」->「参照場所」に「USER」を選択->「ファイル名」に「test001.mac」を指定->「名前を付けて保存」ボタンをクリック 次にメニューから「ビルド」->「コンパイル」を行います。 Caché スタジオの画面下部にコンパイル結果が表示されます。エラーが発生していないことを確認します。 (もし、このコンパイル・メッセージ表示エリアの表示文字が文字化けしている場合には「ツール」->「オプション」->見栄えタグの「フォント」->「ウィンドウ」->「出力」を 選択して、日本語が表示可能なフォント(例:MSゴシック)を選択します。)
  次に、Caché ターミナルでこのプログラム・ファイル(test001.mac)を実行します。
  Caché ターミナルで
  do ^test001
  と入力します。
  Caché ターミナル画面上に、先ほどと同じように、"テスト 太郎"と表示されます。
  
  このようにして、Caché Object Script を利用することができます。

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