Cachéのシャドウイング機能

  Caché には、シャドウィング機能が装備されています。
  シャドウィング機能とは、2台以上のCaché データベース・サーバ間でデータベースのコピーを作る(バックアップをする)機能です。
  シャドウィング機能においては、トランザクション処理を行うCaché サーバを「ライブ・サーバ」と呼び、 コピーを作る(バックアップをする)側のCaché サーバを「シャドウ・サーバ」と呼びます。
  シャドウィング機能では、シャドウ・サーバからライブ・サーバに新しくコピーすべきデータがあるかどうかの問合せを行います。 もし、コピー対象データがある場合には、そのデータがライブ・サーバからシャドウ・サーバに送信され、シャドウ・サーバ側で適宜処理されます。
  通常、シャドウ・サーバからライブ・サーバに対する問合せは「3秒間隔」程度が妥当な値とされています。 問合せ間隔が短ければ、シャドウ・サーバへのデータのコピーがより迅速に行われますが、ネットワークに対する負荷は大きくなります。 逆に、問合せ間隔が長ければ、シャドウ・サーバへのデータのコピーが遅延します。
  問合せ間隔の値については、実際のアプリケーション・システムの要求内容に応じて決定する必要があります。
  
  シャドウィング機能は、ライブ・サーバの障害対応として導入されるケースがほとんどです。 しかし、シャドウ・サーバも「れっきとした」Caché サーバなので、シャドウ・サーバがクライアント・コンピュータからの処理要求を受け付けることもできます。
  そこで、シャドウ・サーバで帳票発行を行ったり、データ分析処理といった負荷のかかる処理を行うことが考えられます。(実際にこのような例はたくさんあります。)
  
  また、1台のライブ・サーバに対して複数台のシャドウ・サーバを設置することが可能です。 この場合、コンピュータのO/S を混在させることも可能です。
  当初、1台のライブ・サーバと1台のシャドウ・サーバで運用していたシステムに対して、途中からシャドウ・サーバを追加することも可能です。
  
  このようにシャドウィング機能は非常に柔軟で有意義なシステムです。

シャドウィングに関する資料のダウンロード(0.6MB)

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