Caché へのオブジェクト・アクセス

  Caché にはオブジェクト・アクセスというデータベースのアクセス方法が提供されています。
  オブジェクト・アクセスとは、ごく簡単に表現すれば、次のようになります。
  ・オブジェクト・アクセス コマンドを使ってデータベースをアクセスする方法
  
  ところで、オブジェクト・アクセス コマンドとはどういったものでしょうか?
  SQL99では、オブジェクト指向データベースに対するアクセス構文が規定されています。 しかし、Caché の場合には、SQL99で定義されているオブジェクト・アクセス構文を利用してデータベースにアクセスすることは現時点ではできません。(詳細な調査を実施していませんが、現時点ではSQL99 のオブジェクト・アクセス構文を実装しているデータベースは存在しないと思われます。)しかし、このことは、少なくとも現時点ではデメリットではありません。
  なぜなら、Caché は、現在利用できる各種GUI ツールに対してオブジェクト・アクセス可能な手段を提供しているからです。 例えば、VisualBasic,Delphi,C++,Java(あるいは、MS-OFFICE 製品ではVBA)に対して、アクセス方法を提供しています。 詳細なコードの記述方法については、このページでは記載しませんが、CachéOn-Line ドキュメントやサンプル・プログラムを参照することで 具体的なコードについて調査することが可能です。
  
  このページでは簡単なCaché Object Script コマンドでのオブジェクト・アクセス方法を紹介します。
  例えば、User.PERSON というクラスか存在する場合に、PERSON クラスの OID=1 のデータを参照する場合のコードは次のようになります。
  set P=##class(User.PERSON).%OpenId(1)
  この処理は、User.PERSON クラスのインスタンス・データをメモリ上にロードする(コピーを作成する)、という処理を実行します。 User.PERSON クラスに「NAME」プロパティが存在する場合、その内容を参照するコードは次のようになります。
  set Pname=P.NAME
  また、User.PERSON クラスに、getAGE メソッドが存在する場合には次のようなコードとなります。
  set Page=P.getAGE()
  
  VisualBasic あるいはその他のGUI ツールに装備されているプログラミング言語からも同じような構文でCaché Objects にアクセスすることが可能です。

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